2014年2月27日木曜日

定盤(じょうばん)


工場には自転車のフレーム製作用の他に芯出しに使う定盤があります。
上の写真が芯出しに使っている定盤です。
定盤とは一般的には平面の台(鉄のテーブルのような部分)を指しますが、芯出し用に更にフレームを固定して測定や作業ができるように加工しています。
芯出しとは主にフレームのセンターを測り、修正する作業になります。
全てをこの定盤の上で作業する訳ではありませんが、この定盤の上で修正作業する事も多くあります。
写真の奥の部分にはフォーク用の芯出し・測定ができるように取り付けてあります。

市販では上のようなものはないので制作者側で工夫して、パーツのような部分は機械屋さんに頼んだりもしますが、自ら加工したりして設置して作ります。

これがないとフレームのセンターが出ないということもないですがあると作業が確実にやり易くなっていくと思います。
他にもノギスなどの測定工具を使って測りますが、まずは基準の平面の台が大切でその上に固定具を正確に取り付けてあります、精度をより良く出すために大切な製作道具の一つです。

あとは定盤を使う人、計測する人の目や考え方の方がもっと大切ですが・・・