2014年12月28日日曜日

工具棚3

 自転車組立の作業工具や測定工具等です。
ノギスも3種類ぐらい、150㎜のが一番使いますが600㎜のノギスもあります、こちらはフレーム製作に主に使いますがフレーム計測やリム径を正確に測るのにも便利です。
ノギスは有名なメーカーが他にもありますがKANON《中村製作所》のが気に入って使ってます。 


2014年12月21日日曜日

KEIRIN集合(塗装後)

どちらもKEIRIN仕様の集合シートステー部分です。
シートラグの上にシートステーのパイプがかかっていることトップチューブの(パイプの下の仮想延長ライン)延長線上より上にあることが条件になっています。



以前はOSフレーム製作中の紹介で加工途中の写真でしたが塗装後の写真2枚。
今回の写真は前回の物とは異なります。
あとは写真のフレームの向きが揃ってないのが難ですが・・・

2014年11月30日日曜日

工具棚2

手仕上げの作業に必要な工具等です。
ヤスリいろいろ。
小さいヤスリ(組ヤスリ)と紙(布)ヤスリもいろいろとあります。
機械で削ったあとのバリ取りから溶接の後の仕上げ作業に使います。
同じような形のものでも目の粗さが違ったり目の粗さが同じでも減り具合で使い分けたりしてますので新品だけでなく一見使い古しのようなものが大切だったりします。
 新品のものは新しく買えば手に入りますが、
使いこんだものはすぐに手入らないのでもっと大切なものだったりもします。
 

2014年11月26日水曜日

工具棚

 作業工具や測定器具等の置き場所です。リーマ・タップなどの自転車フレーム組立前のネジさらいやフェイスカット等に使うものから、製作する時の作業工具・固定具等いろいろあります。
普通の自転車屋さんにあるものだけでなく修正器・機械工具等も混ざっていますがそれは組立だけでなくフレーム製作時に必要なものがたくさんあるからです。

2014年10月29日水曜日

ホルソー

 新しい工具を購入です。ホルソーorホールソー?

どちらが正しいかは各メーカーの表示に任せることにして今回購入したのはホルソーでした。
本来は鉄板や塩ビ板等に穴(=HOLE)を開けるのに使う刃物(=SAW)の工具のことですが、フレーム製作ではパイプとパイプの接合面の加工〈ザグリ〉に主に使います。
フレーム製作時、パイプとパイプが隙間なく合わさるように削る加工ザグリをザグリといいます。
今までになかったサイズを購入して固定するアタッチメントも刃物にあわせて製作しました。
新しい形(径)のフレーム作りや精度を上げたいときはピッタリあうのがあると便利です。

2014年10月15日水曜日

展示会シーズン

自転車メーカーや問屋の展示会・新製品発表会が多いのが9~10月の秋ごろです。
来年モデル(2015)なのでまだ早いかという気もしますがもっと早い夏ごろには発表するメーカーもありますし、発売前のモデル等もあ既りますが中には既に入手できるものもあります。
今月行ってきた展示会です。写真はイタリアの老舗のメーカーのチネリ。取り寄せもできますのでご要望ありましたらお問い合わせください。
今の時代はメディアや」ネット等で情報が先に出ていることもありますね。まだ未確定な場合もありますが人気の商品は早めに調べて予約して入荷を待ってようやく手に入るけど、一度在庫がなくなると??ということもけっこうあります。

モデルもですが色・サイズがあるとなると自分にあうもので欲しいものは早めに探しましよう。

2014年9月30日火曜日

NJSフレーム

更新の申請のためのフレーム作りました。車両検査協会に出して試験・計測をして成績証明を出してもらい、その後審査に通ってようやく競輪競走で使えるフレームとして認めてもらいます。一度とったら永久ではなく3年に一度は更新してます。(結構大変・・・)
安全に走れるフレームとして使う材料や部材の形状等も規定の範囲であるだけでなく、加工形状等も全て届け出て認可が降りてからからフレームに使うことが許されます。寸法やパイプの厚みの規制等すぐに見えないところですがしっかり守って作らなくてはなりません。
カラーやマークなどのデザイン等の見えるところだけでなく見えない精度や走りの性能もですが、より安全であることの大切さ、その上で乗り手にあったよりよいフレームづくりが向上していけるよう心掛けていきたい・・・と考えながら作りました。

2014年9月22日月曜日

サイクリング

 先週の月曜祝日の朝。
久々にお客様とサイクリング。工場から出発して・・・
 桜並木の堤の上を走り・・・春に通ると桜満開でピンクのトンネルでしたが、
今の時期は緑のトンネルに土手には赤い曼珠沙華(マンジュシャゲ=彼岸花。中には白やオレンジ色も混じって)の花が咲いて綺麗でした。
往きは久々なのでひと汗かくぐらいのペース、吉見運動公園の管理場まで。
帰りはのんびり寄り道しながら帰ってきました。
 

昼間でも暑すぎず、これからの時期サイクリングにはよい季節です。
 

2014年8月31日日曜日

OSフレーム製作中 3

集合部分の加工を終えて仮組、以前より精度が上がるようにいろいろと加工方法を新しくしてよい感じになりました。
(ブラウザーの相性か写真のアップがうまくいかず溶接後の写真が載せれませんでしたので、写真後で追加アップします。)
加工途中の仮組と・・・
溶接して仕上げ後です。

2014年8月27日水曜日

OSフレーム製作中 2

他の急ぎの仕事で少し間があいてしましましたがOS(オーバーサイズ)フレーム製作中、続きの作業の様子です。
 シートステーステーは変形のコロンバスZONAを集合でシートラグにのせる形にするために加工途中です。

2014年7月29日火曜日

OSフレーム製作中

OS(オーバーサイズ)フレーム製作中


スチールで一般的にオーバーサイズと言っているのは、上28.6㎜、下31.8㎜の径のパイプを使っています。ラグ付のフレームですと通常写真の形のものを使っています。
写真では判りませんがパイプはニッケル入りのカイセイ8630RとULTIMAを組み合わせて使っていますがどこにどの種類のパイプを使うかは用途や乗り手の好みで組み合わせを変えます。選手の使うものでしたら戦術や脚力、使用するギヤによっても硬さを変えるためにパイプの太さや種類だけでなく方向やバッテッドの切る位置を変えて作ることもあります。

2014年7月4日金曜日

休日

休日はたまにはこんなところへ出掛けることもあります。
 
 東京都台東区谷中にある朝倉彫塑館。
(あさくらちょうそかん・彫塑とは彫刻と塑像。簡単に言えば削って作るか盛り付けて作るか)
 
昨年通りかっかた時には改装中で閉館してましたがリニューアル。
館の案内のしおりもリニューアルしてました。十年以上前?に行ったときの古い案内(写真右手の緑の縁)も出てきたので並べてみました。
彫刻家・朝倉文夫のアトリエと住居だった建物が美術館として公開されています。
美術館や金属工芸や彫刻を見るのが趣味の一つでもあるのでたまにこういうところに出かけます。
フレームの製作や仕上げでは芸術家の仕事とは及びもつきませんが、仕事の上でも金属を削って形を作ったり仕上げたりするのでいろいろ勉強にもなるところもあります。
作品だけでなく建物や庭園なども素敵なアトリエです。

2014年6月30日月曜日

林道ツーリング

先月ですが奥多摩の林道へサイクリング。(今回は車に積んで林道途中からですが。)
部品を変えて試走もしたかったので林道の登り下りのあるところへ友人と走ってきました。
登りでもう少し軽いギヤが欲しいとかタイヤの空気圧はどれぐらいがよいか、ブレーキ制動はなど
、舗装路は大丈夫でもダートでのポジションはどうか・・・などなど試せました。
ダートで実走してみないとわからないところが試せてよかったです。
もう少ししっかり走りたかった感じもしますが気になるところを調整や部品交換してから再度走りに行くのが楽しみです。

奥多摩駅と観光案内所横の手作りの金属工芸のモニュメント。
(何気なくあるモニュメントはよく見ると木がモチーフの塔、鉄や銅?の金属鍛造、ガラス細工などでできていて動物や昆虫・・・釣り人もいて楽しそうですね。前回電車で出かけた時の写真です。)
 

2014年6月29日日曜日

スチールパイプのマーク

写真はフレームになる前のスチールのパイプです。
メーカーや同じメーカーでも添加物の違い等にによって印がつけてあったりします。
その方法はパイプメーカーによってそれぞれですが、上の写真のようにパイプの内側に色を塗ってあるものが最近は多いようです。
他の方法はメーカー名やモデル名を文字で印刷してあったりする場合もあります。(レイノルズや昔のタンゲは印刷が多かったです。どんなの?って思われるでしょうがまた写真を撮ったら載せてみるかもしれません。)
パイプを切って溶接して磨いて・・・塗装やメッキをして出来上がってしまえばすでに製作途中で消えてしまうのがほとんどですし、マークは磨けば消えてしまうし色は内側ですから全く見えないですね。
それでも製作するときにはバッテッド(厚肉部分)の残し具合や切る位置の確認のためにあると便利なものです。
スチールのバッテッドパイプはスポーツ自転車のフレームでは普通に使われてますがパイプの径と厚みだけでなくスチールといっても添加物(最近はクロモリだけでなくニッケル・ニオブなど・・・)で硬さが変わったり、また細かいことのようですが切る位置や向きで乗り心地を変えたりと調整しながら目的にあった乗り心地を作ることもできます。

2014年5月31日土曜日

シマノ」Di2(電動シフト)専用フレーム

製作中のDi2専用のフレームです。
 
 
フレームはラグ付のインチサイズ(ヘッド1インチ、上25.4ミリ、下・立28.6ミリ径)のパイプです。
 
シートポスト内臓でもよかったのですが
ダウンチューブ裏にショートタイプのマウントを固定する方式にしました。
蓋の補強板は加工して形を整えます。
 カンパのEPS専用のフレームも以前に作りましたが
シマノのほうが穴が小さく加工はし易かったです。

2014年5月26日月曜日

2014糸魚川ファストラン

 今年も山梨市~糸魚川まで300km走ってきました。
 
しかし、途中でコース間違えて自転車は誰も通らない峠越えのコースに・・・
更に穂波町のチェックポイントを過ぎて下り坂で前輪がバースト。。。
チューブレスタイヤでしたがサイドカットで穴が開き一気に空気抜けて急停止、
チューブを入れて走ることにしますが空気入れてみたらチューブが
タイヤのサイドから飛び出しかけてチューブが破裂寸前であわてて空気抜き、
いざという時のために持っていたタイヤブート(古タイヤの切れ端です)
いれて応急処置でなんとか復帰で走ることが」できました。
しかもその時に親切な他チームのサポートカーの方が止まってくれて
フロアポンプを貸していただいたおかげで何度も空気入れ直しの作業ができ
意外と大変なチューブレスタイヤのビード出しができました。
自分一人でしたら携帯の小型ポンプだけで数倍大変どころか
うまくタイヤがはまらなかった可能性大です。
助けていただき本当にありがとうございました。
いろいろありましたが日没前には無事ゴールのホテル糸魚川へ到着。
今年は終始冷たい向かい風の中でしたが、チーム9名皆無事完走でよかったです。
 
 
写真は帰りに通った白馬岳付近の風景です。
帰りは昨年に引き続き、南小谷~松本までを自転車でのんびりサイクリングです。
天気よく気温もちょうどよく、景色もきれいでとてもよかったです。

2014年4月30日水曜日

塗装

こちらは一見メッキのようにも見えますが塗装です。
一般的に?マッハシルバーと言われている色です。
 


写真だけではわかりませんが下にはメッキもしてありエンド当たり面はメッキが出してあります。
メッキの上+マッハシルバーと塗ってあり少し独特な光り具合がありますが少し塗装が剥がれやすいのが難点です、永遠の輝きというのも憧れかもしれませんが外で走る自転車フレームですから使用傷等は走れば走るほど致し方ありませんね・・・数年使用後には塗り替え覚悟で塗装するのも
また楽しいですのでガンガン使ってください!!
当社では塗装工場がありますので剥離(ハクリ)・塗装・メッキ(メッキは鉄のみでこちらは外注になりますが)も扱っております。他社製品や素材も鉄に限らずカーボン・アルミ・チタン等・・・でもご相談にのりますのでお問い合わせください。

メッキ

上の写真はフォークの肩(クラウン)の部分が研磨メッキにしてあります。
メッキ部分を露出させるときは塗装するときよりも仕上げ傷(ヤスリの目等の傷など)の残らないように細かい番手のヤスリを使って仕上げをしていきます。そのあとににメッキに出しますが研磨を指定して鏡面仕上げになるように指示をしてメッキをかけてもらいます。クラウンから下は塗装をしてありますので研磨をしてはありませんがメッキは全体にかかっています、メッキの工程上では一つのフレームでしたら全体がメッキがかっかているのが通常です。さらに露出部分をきれいに見せるためには、仕上げ時に傷をできるだけなくす→研磨→メッキとやって仕上がりがきれいに見せられます。

2014年3月31日月曜日

1インチヘッドパーツ

スチールのフレーム+フォークにはまだあってほしい部品の一つ1インチのヘッドパーツです。
アヘッド式で左がタンゲ(テクノグライド)で右がオリジナルのCP(メッキ)調のポリッシュ仕上げのもの規格はイタリアンになります。
シルバーで光沢のあるパーツがなかなか手に入りにくくなってますがこれなら良い感じに組み立てできそうですね。

こちらのオリジナルのヘッドパーツのお値段は定価で10,000円(税抜)で販売しています。
フレームオーダー時の購入のお客様には特別価格で提供させていただく予定でいます。

当店でも消費税が明日(4月1日)より~8%に変更になります、4月より実施いたしますが、諸般の事情でホームページ上の価格等につきまして、8%表示の移行作業が遅れており、お客様にはたいへんご迷惑おかけしますが、漸次移行作業をすすめますので宜しくお願い申し上げます。

フロントフォーク製作中



製作途中のフロントフォークです。
ろう付けしてまげて前爪(フロントエンド)を取り付けて・・・と製作していきいますがその一部。

作り方も材料の形状や製作治具によって順番や作業工程が変わります。
現在のところはシンプルに確実な作業ができるように治具を作ってあります。
差し込みのエンドも中までしっかり磨けるように固定の治具を(というほどのものではありあませんが)つくって作業がよりよくできるように作業をしています。地味ですが大事な作業です。

2014年2月27日木曜日

定盤(じょうばん)


工場には自転車のフレーム製作用の他に芯出しに使う定盤があります。
上の写真が芯出しに使っている定盤です。
定盤とは一般的には平面の台(鉄のテーブルのような部分)を指しますが、芯出し用に更にフレームを固定して測定や作業ができるように加工しています。
芯出しとは主にフレームのセンターを測り、修正する作業になります。
全てをこの定盤の上で作業する訳ではありませんが、この定盤の上で修正作業する事も多くあります。
写真の奥の部分にはフォーク用の芯出し・測定ができるように取り付けてあります。

市販では上のようなものはないので制作者側で工夫して、パーツのような部分は機械屋さんに頼んだりもしますが、自ら加工したりして設置して作ります。

これがないとフレームのセンターが出ないということもないですがあると作業が確実にやり易くなっていくと思います。
他にもノギスなどの測定工具を使って測りますが、まずは基準の平面の台が大切でその上に固定具を正確に取り付けてあります、精度をより良く出すために大切な製作道具の一つです。

あとは定盤を使う人、計測する人の目や考え方の方がもっと大切ですが・・・

2014年2月11日火曜日

SAITAMA CYCLE EXPO2014



直前のお知らせで失礼しますが、今度の週末さいたまスーパー-アリーナにて開催のSAITAMA CYCLE EXPO2014に出展してます。入場無料ですのでお気軽にお出掛けください。

工場とお店は2月14~16日は臨時休業になりますのでよろしくお願い致します。
お客様にはご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します。

2014年1月31日金曜日

色の指定・・・

フレームの色は同じものです。

撮る場所や光で全然違った色に見えますね・・・
オーダーの時でもHPや雑誌の写真や画像の色と同じとか…
指定はありますが同じ色??というのが難しいものであったりもします。
現物(空き缶とかのサンプルでも可)があるのがいちばんですがそれでも完全に再現出来る訳ではありませんが出来る限りの努力は致します。